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第66回
北海道医療ソーシャルワーク学会

学会テーマ
「地域に根差す医療ソーシャルワーカーの価値と魅力
                    ~AI化できない専門性~」
日   時
2023年7月22日(土)9時00分~17時00分
開催方法
オンライン・オンデマンド開催
学 会 長
志田 大和(市立札幌病院/北海道医療ソーシャルワーカー協会中央B支部長)
参加費
会員費、非会員ともに無料
開催主幹
一般社団法人北海道医療ソーシャルワーカー協会 教育部 中央B支部
後  援
札幌市
一般社団法人 札幌市医師会
一般社団法人 札幌市介護支援専門員連絡協議会
一般社団法人 北海道医師会
一般社団法人 北海道歯科医師会
一般社団法人 北海道薬剤師会
一般社団法人 北海道病院薬剤師会
公益社団法人 北海道看護協会
公益社団法人 北海道理学療法士会
公益社団法人 北海道作業療法士会
一般社団法人 北海道言語聴覚士会
一般社団法人 北海道歯科衛生士会
公益社団法人 北海道社会福祉士会
一般社団法人 北海道精神保健福祉士協会
一般社団法人 北海道介護福祉士会
一般社団法人 北海道介護支援専門員協会

 2025年問題が目の前まで迫り、日本はこれから超高齢社会を迎えることで医療・介護の需要増大や、北海道は特に過疎化の深刻化や地域のつながりの希薄化などの社会問題があげられている。
 医療ソーシャルワーカーはクライエントと社会との接点に介入し、地域にも視点をあてた支援を展開するが、医療現場では病床機能の分化・連携の促進が進められ、効率的・効果的な医療提供の取り組みのためAI技術の導入やICTの活用が推進されてきた。AIがデータ分析や識別が出来ることで業務の効率化に繋がるが、米国の研究ではAIの進化によって10~20年後には労働人口の約47%が就いている職業はAIに代替することが可能と推計され、日本を分析対象とした研究でも日本の労働人口の約49%が就いている職業が機械によって代替される可能性が高いと言われている。これに対し、創造性、協調性が必要な業務や非定型な業務はAIによる代替可能性が低い職業と言われており、その中に医療ソーシャルワーカーがある。これは医療ソーシャルワーカーがクライエントの個別性を尊重し、複雑化した課題をクライエントと共に解決することが人工知能やロボット等での代替が難しいためである。
 AIに取って代わられない存在であり続けるためには、私たち医療ソーシャルワーカーは時代が変わってもソーシャルワークの価値を大切にクライエントが生活する地域にも視点をあてることを忘れてはいけない。そのために医療ソーシャルワーカーは地域の実情を把握し、クライエントが暮らしやすい環境を考える必要がある。本学会を通して、人と人、人と地域のつながりについて見つめなおし、地域における医療ソーシャルワーカーの役割について共に考える機会としたい。

第66回北海道MSW学会抄録集(PDF12,351KB)
会員の皆様には6月末までに冊子が届きます。
非会員の皆様は適宜ご自身で印刷お願いいたします

【オンデマンド配信URL(YouTube)】
下記の各タイトルをクリックいただきご視聴ください。
開会式
特別講演
基調講演
参加型企画 ※Aグループは当日不具合のため配信はいたしません。
 ・Bグループ【地域活動】
 ・Cグループ【障害と医療】
 ・Dグループ【在宅と病院の連携】
演題発表
閉会式
協賛企業広告

プログラム 

【開会式】9:00~9:10
【特別講演】9:15~10:45(←クリックして移動)
【基調講演】11:00~12:30(←クリックして移動)

【参加型企画】13:30~14:30(←クリックして移動)
 テーマ:Join Us!~テーマ別フィールドトリップ~
【演題】14:45~16:45(←クリックして移動)
 座長:保科 健 (斗南病院)
 演者①笹谷 亮平(手稲渓仁会病院)
   転院調整における医療機関の情報の齟齬についての一考察
 演者②平山 真弓(NTT東日本札幌病院)
   急性期病院小児科にかかる小児患者とその家族へのソーシャルワークの実際
 演者③高泉 一生(専門学校北海道福祉・保育大学校)
   北海道における通院困難患者の実態と支援に関する一考察
 演者④橋本 恭尚(真栄病院)
   身寄りのない患者に対するソーシャルワーク支援の困難要素について
 演者⑤吉野 夕香(北海道医療大学病院)
   北海道の医療ソーシャルワーカーによる歯科医療との連携に関する実態調査
 演者⑥玉川 侑那(北海道大学病院)
   高次脳機能障害の支援普及に向けて当事者と共に取り組んだソーシャルワーク実践


【閉会式】16:50~17:00

参加費:会員、非会員ともに無料

特別講演(オンライン・オンデマンド)

 全国のお坊さんも聴きに来るレモンさんのお話
『MSWはAIとも協働できる愛の志事(しごと)』

講師:レモンさん(山本シュウ)
   (NHK Eテレ『バリバラ』司会者、ラジオDJ)

日程:7月22日(土)9:15~10:45

基調講演(オンライン・オンデマンド)

「医療と地域をつなぐコミュニティデザインの可能性」

講師:山崎 亮(やまざき りょう)   
   studio-L

日程:7月22日(土)11:00~12:30

参加型企画

日程:7月22日(土)13:30~14:30

テーマ:Join Us!~テーマ別フィールドトリップ~
 
学生と現役MSWとのディスカッションや、地域のコミュニティに医療機関が参画した実践報告、他職種で障害を持つ方の生活を見守ってきた経過や現状、ケアマネジャーと連携しAIにはできない関わりにフォーカスをあてた事例など4つのグループに分かれた企画を用意しております。お楽しみに!

Aグループ
(学生)

 ソーシャルワークに関心を抱く学生と現役MSWの交流

Bグループ
(地域活動)

 石狩市の町づくりに関する医療と福祉の実践報告

Cグループ
(障害と医療)

 高次脳機能障害患者の地域生活に向けた他職種連携

Dグループ
(在宅と病院の連携)

 ケアマネジャーとの連携やAIとの違い

演題発表(オンライン・オンデマンド)

日程:7月22日(土)14:45~16:45

 座長:保科 健 (斗南病院)

  演者①笹谷 亮平(手稲渓仁会病院)
   転院調整における医療機関の情報の齟齬についての一考察

 演者②平山 真弓(NTT東日本札幌病院)
   急性期病院小児科にかかる小児患者とその家族へのソーシャルワークの実際

 演者③高泉 一生(専門学校北海道福祉・保育大学校)
   北海道における通院困難患者の実態と支援に関する一考察

 演者④橋本 恭尚(真栄病院)
   身寄りのない患者に対するソーシャルワーク支援の困難要素について

 演者⑤吉野 夕香(北海道医療大学病院)
   北海道の医療ソーシャルワーカーによる歯科医療との連携に関する実態調査

 演者⑥玉川 侑那(北海道大学病院)
   高次脳機能障害の支援普及に向けて当事者と共に取り組んだソーシャルワーク実践