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平成21年9月13日(日)、札幌市生涯学習センター「ちえりあ」にて第1回実践講座を開催しました。「ソーシャルワーク理論を学ぶ~危機介入理論~」をテーマに立教大学コミュニティ福祉学部の松山真准教授をお招きし、講義を中心とした研修会を行いました。参加者は経験年数1年目~20年以上の方と幅広い層の会員54名でした。
今回の実践講座は、会員からの要望も多い「ソーシャルワーク理論」をテーマとし、「危機理論」に焦点を当て企画しました。そして、危機理論を理解できるだけではなく、明日からの業務で実践できるということを目的に行いました。講義冒頭に講師からの説明でもありましたが、今回は危機理論のスペシャリストになることを目指すのではなく、日常的なソーシャルワーク実践の中でアセスメントと介入をより適切に行うために危機理論を知っておくことに重点を置いたものとなりました。
具体的な講義内容としては、まず始めに危機の理論編として「危機状態に陥りやすい出来事(ハイリスク要因)」「危機介入の目的」「危機過程のパターン」などを講師の実践なども踏まえながら詳しく説明がありました。ここでは危機は喪失に関係する出来事であることを前提に個人の直面している危機を心理的に解消すること、そして少なくとも個人が危機に陥る以前の保持していた機能遂行水準まで回復させていくことが私たちソーシャルワーカーの役割であるとのことでした。次に実践編として、「危機過程パターンを意識して行う短期間の危機介入」「家族やキーパーソンに対して行う、将来の危機状態を軽減するための予防的介入」ということで、実践者からの3事例を提供してもらい、その実践を講師とともに振り返りながら様々な危機パターンを解説しました。ここではまずソーシャルワーカーが困難に感じているかどうかではなく、クライエントが危機状態かどうかをアセスメントすることが大切であることが確認されました。そして危機状態にある人は「危機過程を辿ること」が後に危機状況を悪化させないためには必要で、さらに、これから確実に危機を迎えるであろう家族に対し、危機状態を軽減することを目的に予防的な介入を行うことも重要であることを学びました。
参加した会員からは、「実際の事例を解説することで実践と理論が結び付けられました」「自分が考えていた危機理論と違っていた。普段意識していないが実践していたことだったことがわかった」「理論と実践を照らし合わせて考えることができました」「明日からの実践にいかせる内容だったと思います」等の声があり、大変満足度の高い研修会となりました。
今後も研修部としては、こうした実践と理論を意識できる研修会を企画していきたいと考えておりますので、皆様、是非ご参加下さい。一緒に学びましょう。
文責:研修部 下倉
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